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黒部川・下の廊下

【断崖絶壁にくり抜かれた「コの字型」道を歩く】

はぁち時ちょおぅどの
8:00、扇沢駅発のトロリーバスに乗車。
仲間の鼻歌。
「♬はぁち時ちょおぅどの トォロリーバァスで 私は 私は 黒部へと 旅立ちぃます~♬」(「あずさ2号」by狩人)
ワクワクする、ゴキゲンな二日間の始まりである。
しばらくして、黒部ダム下車。
急な道を川底に下り、黒部ダムの威容を間近に見ながら、黒部の山旅のスタートを切る。


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【丸木橋の空中散歩。数百m下に黒部川の激流】

下は見るな
とにかく、欅平駅までの約30km、写真のような道が延々と続く。
これを2日間かけて歩こうというコースである。
道はおおよそ水平。
しかし、一歩間違えれば、数百m下の黒部川に真っ逆さまという状況が続くのがオソロシイ。
「前だけを見て、前だけを見て。下は見るな、下は見るな」と自分に言い聞かせて、慎重に一歩一歩を進める。
特に、白竜峡という所の通過は、ここで落ちたら滑落どころか、超激流で溺死だろうなと考えてしまう。
緊張の連続の中、初日は16:00阿曽原温泉着。

仲間に感謝
高度感と激流に、恐怖感はある。
でも、こんなにすばらしい黒部の山旅に誘ってくれた仲間に、心から感謝。

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【阿曽原温泉】

高熱隧道
さて、本日のお宿は阿曽原温泉。
さすが、黒部の人気コースだけあって、大勢の人がキャンプ場にも阿曽原温泉小屋にもいる。
17:00からの男性入浴タイムに行ったところ、これはスゴイという光景を見てしまった。
本日の阿曽原泊の大半の人が、この時間に殺到したのだろうか。
なんと、写真のような約2m×4mの浴槽に、ざっと数えただけでも20名以上が入浴中。
皆、体操座り。
浴槽のほぼすべてが肌色となっており、異様な光景である。
とても入り込む余裕はないのでしばらく間を開けようと、近くのトンネルにシートが張ってある中をチラッとのぞいてみた。
すると、どうだろう。
まさしく「高熱隧道」の熱気。
天然のサウナではありませんか。
トンネル内に入ると、ものの数分で噴き出す汗。
リフレッシュできたなぁ~。
風呂上がりのビールが格別だったことは、言うまでもない。

思ひ出
二日目は、5:30発。
白々と夜が明ける頃、再びほぼ水平の道をまた歩き始める。
この辺りは、学生だった頃、高山植物保護のアルバイトで何度か通ったことのある道だ。
その頃の「思ひ出」がよみがえった。
一生懸命だったなあ。
11:00には欅平駅着で、今回の登山終了。
他会にいようと、温かく受け入れてくれる心広い仲間に恵まれ、本当に楽しい山行ができた。
2018.10.15 Mon l 2018 l top