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雪と岩の山旅

【八ッ峰Ⅵ峰通過中。左奥にはチンネ】

雨・雷
初日、室堂から入山。
まずは、剱御前の小屋をめざして雷鳥坂を上る。
途中から本格的な雨、そして雷鳴。
しばらく小屋で雨宿り。
予報通りの明日の好天を祈りつつ、雷鳴が去った後に剱沢キャンプ場へと下った。

雪の旅
未明、天気はまずまず。
4:20、八ッ峰上半完登をめざしてスタート。
しばらくして、剱沢雪渓そして長次郎谷。
今回は、夏靴にバンドで固定する12本歯アイゼンをチョイスしたことが、実に正解。
長次郎谷の雪渓通過に関して危惧していたことはまったくの杞憂に終わり、快調に高度をかせいだ。
ピッケルを持参したが、ストックでも構わないかもと感じた(自己判断で)。
熊の岩が近づき、「雪の旅」はここで終了。
すぐに、ⅤⅥのコル到着。

岩の旅
いよいよ、「岩の旅」が始まる。
ワクワク半分、不安半分のビミョーな感覚。
まずは、Ⅵ峰への登り。
いきなり、ルート選択に迷う。
右の三ノ窓雪渓側は急峻すぎて通過不能。
では、左の長次郎雪渓側かそれとも中央突破かの二択。
よしっ、ここは中央突破を選択したら、あとは迷わず気合を入れて登るべし(選択の連続は、まるで人生そのものだ)!
あとから考えたら、本当は左選択が正解だったかもなんて考えるのは悲しい。
何とか最初の関門は通過。
Ⅵ峰A・B・C・Dの各頭は少々のクライミングを交えて歩く。
ガスではっきりとは見えないが、チンネからはクライミングのコールが明瞭に聞き取れる距離。
20mほどの懸垂下降でⅥⅦのコルへ。
Ⅶ峰へ登り返し、2回目の懸垂下降。
しばらくは、右側にしっかりと付いたトラバース道を歩く。
さて、トラバース道は突然プッツリとなくなり、またまたルート選択。
三ノ窓雪渓側を進みチンネに達するつもりでいたが、それらしき踏み跡は見つからない。
しかたなく、正面の狭いルンゼ状を選択。
なかなか突破できずに苦労はしたが、何とか人一人通れるくらいの狭いコルに到達。
そこからは、3回目の懸垂下降。
ほんの少し登り返して、池ノ谷乗越着で八ッ峰終了。

北方稜線そして下山
八ッ峰は終了したものの、剱本峰に続く北方稜線もなかなかのルート。
ときおり、ルートを間違えながらも何とか13:30本峰到着。
感無量。
意外なことに、頂上には我々も含めクライミング仕様の9名のみの閑散とした状況。
おかげで、渋滞覚悟の下山は実にスピーディーに進んだ。
しかし、長い、とにかく長い。
クライミングで疲れ切った体に、前剱・一服剱の通過はバテバテ。
長い長い下山を終え、16:00剱山荘着。
小屋で飲んだ生ビールは、まさに天上の美酒。

勝因
私を含め、今回参加の4名の皆さんの中には初アルパインルートという方もみえる。
私は、アルパインを少々かじったことがあるということで、今回はリーダー役を務めさせていただいた。
つたないリーダーぶりで、ご心配・ご迷惑をおかけしたかと思う。
しかし、参加者全員が異口同音に大変充実感を味わった山旅であったと言ってくださることに、無上のヨロコビを感じた。
今回の勝因は、おもに三つが考えられる
一つ目は、全メンバーが意欲的であったことと、それに見合う技量も兼ね備えていたこと。
二つ目は、天候判断がドンピシャ大当たりだったこと。当初は12日出発を予定していたが、クライミング当日の天候から判断して13日を初日に変更したことが大正解。
三つ目は、6月の戸隠連峰西岳で岩場通過、そして7月の白馬岳で雪渓通過の山行を積み重ね、今回の雪と岩の八ッ峰へと目標を持ってこられたこと。
アルパインを志す仲間とともに、これからもワクワクするクライミングを続けられそうだ。

[当面の目標]
県連岩登り講習会まであと16日。
いびがわマラソンまであと92日。
2018.08.17 Fri l 2018 l top