石灰岩のような人になるべきか

【見よ!これが石灰岩だ!】

椿岩
よく晴れた鈴鹿山中、椿岩。
一年ぶりの再訪である。
本日は、ラッキーなことに我々だけの貸し切り状態。

石灰岩の岩場とは
椿岩は、石灰岩の岩場である。
だから、ホールドの使い方に少々の工夫が要求される。
まず、フットホールド。
花崗岩ならば親指に力を込めて靴をこすりつければ立つことができる傾斜でも、石灰岩だと何とも心許ない。「立ってる!」感が乏しい。
次に、ハンドホールド。
随所に開いている穴ボコが使える。
幾星霜に渡りクライマーに触られた結果だろうか。カドが取れて、丸みを帯びた形状になっている。

石灰岩のような人になるべきか
石灰岩に安心のフリクションはない。ズルッと滑ったりする。
でも、ザラザラの花崗岩で滑って靴底を削られる悲しさは、この岩場にはない。
たろう君は、のたまう。
「やっぱり、人間も石灰岩みたいに丸くならんとあかんよねえ」。
人生をしみじみと表現したその言葉に、一同大きくうなずく。
年齢とともに、円熟味は増したいもの。
何かとカドがあれば、人間関係に支障をきたしたりもする。
やはり、我々の人生は、石灰岩のような人になるべきだと結論づけられるかに見えた。

人生は奥深い
しかし、そこで、さらにディープな発言が花子さんからあった。
「丸いだけでは、手も足もひっかからんしねえ。少しは、花崗岩みたいにカドがないと」。
含蓄あるその言葉の意味を、しばしかみしめた。
丸いだけではダメ。少々はカドも必要かあ・・・。
だからこそ、人生なのか。
思考はさらに展開し、その配合比率にも考えが及んだ。
丸さ:カドの配合比率は、8:2か7:3か?いずれが絶妙な配合と言えるのか。
深く、スルドク考えさせられた本日のクライミングであった。

※なお、本文中に登場する人物名は架空のものであり、実在する人物とは何ら関係がございません。


2017.12.05 Tue l 2017 l top