雲上のペンキ塗り

【職人たち】

頂上に9時45分着。すぐにKさんが甘酒を作って、皆に振る舞ってくれた。
登りで疲れた体の五臓六腑にしみ渡り、旨い。
ペンキが付いてもいいように持参した作業着に着替え、甘酒で勢いをつけて早速ペンキ塗りに取りかかる。
本日の予定は、とにかく小屋の裏側だけでもなんとしてもやりきりたいとのことなので、気合いが入る。
リーダーのMさんから「まず段取りが大事、職人は段取りを大事にせにゃならん」とのお言葉。
いつの間にか全員職人になってしまった。
ペンキが地面に落ちても大丈夫なように、養生用のビニールシートを敷いて作業を開始した。
「ペンキは高いところから塗るべし!」Mリーダの指示通り、上から塗り始めたが思いの外ペンキは垂れてこず、どこから塗っても良いことになった。
小屋の裏側は日当たりが悪く雪も遅くまで残っているので、壁の下の方は汚れているが木の材質そのものは紫外線で劣化しておらず、ペンキがよく延びて早く完了してしまった。
時間もペンキも体力も残っているため調子に乗って、出来るところまでやろうということになってしまったが・・・。
小屋の横には雨水タンクがあり、その隙間を塗るのに往生し表側は紫外線で板が劣化しているので、ペンキを塗ったとたんにすーっと吸い込まれていき、裏のようには塗れず時間ばかりが過ぎていく。
今日は天気がいいので登山客も多く、小屋の前は上高地かと思うほどの繁盛ぶり。その中で職人4人は、黙々と作業を続けた。
途中で職人Kさんから、「あそこは色がムラになっている。あそこは塗り残しがある」との厳しいチェックも入る。
結局、全面を塗り終えたのは2時半近くだった。
小屋の中を片付け、トイレのペーパーを補充して2時45分に下山開始。
広河原登山口に4時半着、駐車場には5時に到着した。
                     [N安江・記]

2014.11.09 Sun l 2014 l コメント (0) l top

コメント

コメントの投稿